2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
大地震は、いつどこで起きてもおかしくありません。ニュースを見て「うちも備えなければ」と感じたこのタイミングこそ、実際に手を動かす好機です。今日からできる備えを3つの視点でまとめました。
負傷者の4〜5割は、家具の転倒・落下によるものです
阪神・淡路大震災などの大地震では、負傷された方の40〜50%が家具の転倒や落下物によるけがだったと言われています。逆に言えば、家具を固定しておくだけで防げるけがが数多くあるということです。
- タンス・本棚・食器棚は、L字金具やつっぱり棒で壁・天井に固定する
- 寝る場所・座る場所の近くに、倒れてくる家具を置かない
- 食器棚・ガラス戸には飛散防止フィルムを貼り、扉に留め具を付ける
- 重いものは下段へ。テレビや電子レンジは固定ベルトで留める
- 事業所ではキャビネット・ロッカー・書架の固定と、避難通路への転倒防止を確認する
家具の固定は、地震のけがを防ぐだけでなく、避難経路をふさがないという点でも重要です。廊下や出入口の近くに背の高い家具がないか、あらためて見直してみてください。
非常持出袋は「一人ひとりが持てる重さ」で用意する
非常持出袋は、家族の人数分に分けて用意すると、一つあたりの重さを軽くできます。あまり欲ばると重量オーバーになり、避難そのものに支障が出てしまいます。重すぎる場合は、一部を家に保管しておくとよいでしょう。
置き場所も大切です。建物の外や、万一家が倒れても外から取り出しやすい場所に用意しておけば、一度に持ち出せなくても、後から取り出すことができます。冷蔵庫の中身やお風呂のため水も、いざというときは貴重な備蓄になります。
すぐ持ち出せるよう、手元・枕元に置いておきたいもの
次のものは、避難時にすぐ持ち出せるよう、常に手元や枕元に準備しておきましょう。ご本人にとっての必需品は、代わりがきかないものばかりです。
- 補聴器・入れ歯・メガネ(コンタクトレンズ)
- 杖や車椅子など、移動に必要なもの
- 常用薬・おくすり手帳
- おむつなど、ご家族それぞれの必需品
- 懐中電灯と乾電池(停電時の移動には必須です)
地域の「防災マップ」をつくってみましょう
大規模災害時は、消防や警察の到着が遅れることが予想されます。だからこそ、地域住民による防災活動が力を発揮します。その活動を有効に行うために役立つのが「防災マップ」です。
自分たちが住んでいる町の状況を知っておくため、消火器等の設置場所、地域の集合場所、公園や広場、危険なブロック塀の位置などを1枚の地図に書き込んでいきます。実際に町を歩きながら作ると、思わぬ発見があるものです。
「市民防災行動計画」を、この機会に見直す
京都市では、町内単位の防災計画として「市民防災行動計画」の策定が進められています。安否確認の方法、役割分担、避難のタイミングなどを住民の皆さまで話し合い、防災訓練を通じて内容を検証しながら、地域の実情に応じた計画へと見直していくことが大切です。
すでに計画がある町内でも、住民の入れ替わりや建物の建て替えで、実態と合わなくなっていることがあります。「作ったきり」になっていないか、この機会にぜひ確認してみてください。
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